植物タンニン鞣し革の経年変化と日常ケア
植物タンニン鞣しの革は、使い始めが一番硬く、使い込むほどに柔らかくなっていきます。色も変わります。最初は明るい茶色だったものが、1年後には深みのある飴色になっていることがあります。この変化を「エイジング」と呼びますが、変化の速さや方向は使い方によって変わります。
植物タンニン鞣しとクロム鞣しの違い
革のなめし方法は大きく二つあります。植物タンニン鞣しは、樹皮や木の実に含まれるタンニンを使って時間をかけてなめす方法で、仕上がりは硬めですが経年変化が豊かです。クロム鞣しは化学薬品を使って短時間でなめす方法で、柔らかく均一な仕上がりになりますが、経年変化は少ない傾向があります。
今季入荷の革製カードケースは植物タンニン鞣しの牛革を使用しています。使い始めは少し硬く感じますが、1〜2ヶ月使うと手に馴染んできます。
日常的なケア
基本的なケアは、乾いた布で表面を拭くだけです。水に濡れた場合は、すぐに乾いた布で拭き取り、形を整えて陰干ししてください。濡れたまま放置すると、シミや変形の原因になります。
半年に一度程度、革用のクリームを薄く塗ると、乾燥を防いで長持ちします。クリームは少量を布に取り、薄く伸ばすように塗ってください。塗りすぎると革が柔らかくなりすぎることがあります。
経年変化を楽しむために
植物タンニン鞣しの革は、日光に当たると色が変わります。意図的に日光に当てることで色を深めることもできますが、均一に当てないとムラになります。日常的に使いながら自然に変化させていく方が、結果的に均一で深みのある色になることが多いです。
カードを入れすぎると革が伸びてしまいます。今季入荷のカードケースは6枚収納が適正で、それ以上入れると縫い目に負担がかかります。
革製品のケアについて分からないことがあれば、購入後でもメールでご相談ください。