小石原焼の選び方、片口の使い方
小石原焼は福岡県朝倉郡東峰村を中心とした陶器の産地で、「飛び鉋(とびかんな)」と呼ばれる技法が特徴です。ろくろで回転させながら鉋を当てることで、表面に規則的なようで一点ごとに異なるリズムの模様が生まれます。この記事では、片口を選ぶときに見ておきたいポイントと、日常的な使い方について書きます。
飛び鉋の模様をどう見るか
飛び鉋の模様は、鉋を当てる速度と力加減によって変わります。細かく均一な模様のものは技術的な安定感を示し、少し不均一なものは手仕事のリズムが出ています。どちらが良いということはなく、自分が「面白い」と感じる模様を選ぶのが一番です。
店頭では実際に手に取って、光の当たり方によって模様がどう見えるかを確認してみてください。同じ窯元の作品でも、光の角度によって表情が変わります。
片口の用途と使い方
片口は注ぎ口が一方向についた器で、酒器として使うほか、ドレッシングやソースを入れる器、小さな花器としても使えます。今季入荷した中サイズ(容量約280ml)は、2〜3人分の日本酒や、テーブルに置くドレッシング入れとしてちょうどよいサイズです。
- 酒器として:冷酒・燗酒どちらにも対応
- ドレッシング・ソース入れとして
- 一輪挿しとして(口が広めのため茎の太い花も入る)
- 小物入れとして(アクセサリーや消しゴムなど)
日常的なケアについて
小石原焼は電子レンジ不可ですが、食洗機は低温設定であれば使用できます。ただし、長期間使うことを考えると手洗いの方が釉薬の状態を保ちやすいです。使い始めに「目止め」(米のとぎ汁で煮る)を行うと、染みがつきにくくなります。
保管は重ねず、単体で置くのが理想です。重ねる場合は布を挟んでください。
今季入荷の片口は12点で、店頭と通信販売でお取り扱いしています。一点ごとに模様が異なるため、気になる方は店頭でご覧いただくのをおすすめします。